映画「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」 ★★★★★(満点)

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「すみっコぐらし」の劇場版がネット上で話題騒然です。

実際に劇場に行ったと思われる方のツイートを見ていると……いやいやいや、みんな盛りすぎでしょー。ストーリーらしいストーリーも無さそうだし、サンエックスのゆるきゃらがどうやったらそんな超展開になるんだよ(´・ω・`)

とはいえ、ここまで盛り上がっていると気になる物。お昼時は親子連れでいっぱいだろう中に異分子のおっさんが紛れ込むのも心が痛んだため、ほぼレイトショーの回で恐る恐る拝見したのですが、気がつけば、良い歳したおっさんが号泣していましたw 最後のスタッフロールの時間が短すぎますね……。もう少し尺を長くしてもらわないと顔を上げて歩けないじゃないですかw というかスタッフロールでも追加でジャブを入れてくるので呼吸出来ないw

満点です。今年見た映画の中で3本の指に入る作品でした。
一切の情報や期待を捨てて観に行くことをおすすめします。ちょっと疑心暗鬼なくらいがちょうど良いかもw

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以下、重要なネタバレあり

色々書いていきますが「すみっコ」初心者なのでお手柔らかにお願いしますw

闇を背負うメインキャラ達

最初は登場人物?の紹介からスタート……が、「すみっコ」に触れるのが事実上初めてだったこともあり、全く想像もしていなかった内容が流れ続け「え?え?」と終始目が点になっていましたw

恥ずかしがり屋の「ねこ」や寒がりの「しろくま」あたりまでは微笑ましかったのですが、

「とんかつ」のはじっこ!
「えびふらいのしっぽ」!

生き物ですらねー(゚д゚)!
とんかつに至っては99%が脂身だそうで、「とんかつ」も「えびふらいのしっぽ」も誰かに食べてもらうのが夢なんだそうで。なにそれ切ない……(ちなみにこの二人は意気投合して仲良し)

「とんかつ」と「えびふらいのしっぽ」

「とんかつ」と「えびふらいのしっぽ」 PVより

その他にもきゅうりが好きなかっぱ「ペンギン」、正体がバレると捕まってしまうので「トカゲ」と言い張る恐竜さんに、ナメクジが殻をかぶってカタツムリのフリをしている「ニセツムリ」。つまり皆が皆、真ん中ではないすみっコだと落ち着く理由を持ち合わせているわけなんですね。ただのゆるきゃらじゃなかった…。そんな切ない理由があるとは思わなんだ。

ひとしきり紹介が終わったところで、ここからはお話が進んでいきます。

優しい世界

「すみっコ」達が揃ってやってきたのは喫茶店、この地下にある不思議な絵本を見つけたところから事件が始まります。

ええ、勘の良い方はお察しの通りだと思います。世間一般でよくある絵本の世界に吸い込まれてしまう奴です。今回の絵本は日本の昔話やアンデルセン、はたまたアラビアンナイトまで世界中のお話が集められた絵本だったようで、その中をすみっコ達が縦横無尽に駆け回るのですが、どの世界もなんだか心温まる展開が待っています。

桃太郎の世界では、お腹を空かせた鬼になんと「きびだんご」をあげちゃうんですね!その発想はなぜか無かったw その後すれ違いはあったものの鬼とも仲良くなり、お礼におにぎりをもらう一行。そうだよ、こうやれば本来のお話でも戦わずに済んだじゃないかw

「おに」と「ねこ」

「おに」と「ねこ」 PVより

赤ずきんちゃんの世界は、隣の劇場で絶賛上映中のアナ雪2の世界が如く雪国。人一倍寒がりのしろくまがいつも大切に持っているふろしき(これもキャラクターみたい)を、仲間にかけてあげるシーン。これもほんわかしますね。いいの?と聞かれ、寒そうにしながらもうんとうなずくしろくま。

「ひよこ」と「しろくま」

「ひよこ」と「しろくま」 PVより

「ひよこ」と「しろくま」

「ひよこ」と「しろくま」 PVより

ほんわかシーンだけではなくアクションもなかなかの物。劇場版らしく絵本の世界では離れ離れになったすみっコ達が「アラビアンナイト」では魔法の絨毯に乗り、「赤ずきんちゃん」では狼に食べてもらいたいとんかつとえびふらいのしっぽが大活躍、「人魚姫」ではニセツムリが王子様に!? と大冒険を繰り広げるのですが、実は様々な世界を巡るのにはもう一つ理由があったのです。

新しい出会いと大冒険

劇場版のオリジナルキャラクター「ひよこ」。
桃太郎の世界に吸い込まれたすみっコ達が桃太郎のお供となる犬、さる、キジに続いて「ひよこ」が現れ首をかしげます。桃太郎のお供に「ひよこ」っていたっけ?といったムードに。

ひよこ

すみっコ「ひよこ」 初登場 PVより

すみっコ「ひよこ」 初登場

すみっコ「ひよこ」 初登場。首をかしげるシーン PVより

すみっコ「ひよこ」 初登場

すみっコ「ひよこ」 初登場。首をかしげるシーン PVより

あまりにみんなが凝視するものだから「ひよこ」はついに泣き出してしまうのですがw 落ち着いたところでどこから来たのか、仲間はいるのか、家はあるのかなど聞いてみてもよくわからない。じゃぁこの子の家を探そうという展開になるわけです。しかしそう簡単には解決しません。どの世界に行ってもこの子が登場するお話が出てこないのです。途中「みにくいアヒルの子」の世界でここじゃないの!?というムードになりますが、残念ながら本物の白鳥が登場してしまいます。

特にかっぱ「ぺんぎん」は自分と境遇が似ているせいもあってか、自分のことのようにひよこに協力を惜しみません。

「ひよこ」と「ぺんぎん」

すみっコ「ひよこ」と「ぺんぎん」 PVより

すみっコ「ひよこ」と「ぺんぎん」

ぺんぎんがひよこの家を見つけるため奔走する PVより

すみっコ「ひよこ」を気遣う「とかげ」と「にせつむり」

「ひよこ」を気遣う「とかげ」と「にせつむり」 PVより

最後の地、永遠の別れ

様々な世界を冒険した一行が、いよいよ最後の地へ到着します。本の最後の最後。裏表紙を開けたところにある「白紙のページ」へと。「ひよこ」は誰かによってこのページに書かれたいたずら書きだったことを思い出します。だから自分が住む世界も仲間もいない。ずっと一人ぼっちでいたことを吐露します。

「一緒に来る?」

すみっコが誘います。
もちろん「ひよこ」はうなずきます。やっと仲間が出来た。もうひとりぼっちじゃない……。

そんな時、現実の世界に帰るための入り口が開くのですが、そこで「ひよこ」は気がついてしまうのです。絵本の世界の住人である自分はここから出ることが出来ないことを。「ひよこ」の様子がおかしいことに気がつくすみっコ達ですが、入り口はどんどん小さくなっていきます。これを逃せばもう帰ることはできなくなってしまうかもしれない。でもずっと旅してきた、いつの間にか仲間になっていた「ひよこ」をこのまま置いていくなんてできない。この世界に次はいつ来れるのか、恐らくもう来ることは出来ないだろう……。

「ひよこ」は涙を流しながらずっと手をフリます。

ずっと手をふる「ひよこ」

ずっと手をふる「ひよこ」 PVより

一番親身になっていた「ぺんぎん」、最後の最後まで諦め切れず……。

ひよことのお別れ

ひよことのお別れ PVより

すみっこたちは元の世界へと帰るのでした。そしてエピローグへ。その後ひよこは果たしてどうなったのでしょうか……。続きはぜひ劇場で。

書きながら涙が止まらない

このブログを書きながら、もうずっと涙が止まらないです( ;∀;)
最初のPVをもう一度貼りますが、映画を見たあとにもう一度PVを見るとこれまでのシーンがフラッシュバックしてきてまた泣けるw というか見たあとの方が効果的なPVって何なんだw どんだけ水分を搾り取るんだこの作品はw

早く円盤出してください!←

実は途中にはられた伏線である程度はラストの展開は予測できる作りになっているのですが、頭ではわかっていてもこれまでの思い出がどんどんフラッシュバックしてきて、ひよこと別れたくない、この素敵な関係をずっと続けてほしいという気持ちが湧いてきて止まらなくなるのです。しかし現実はそれを許してくれない。

誰が悪いわけでもなく、でもどうすることもできない、でもそれを受け入れる登場人物たち。もうほんと泣くなという方がおかしい。映像がほんとうに丁寧に作られているのも手伝って胸を揺さぶられました。

これまでの人生で、別れを経験している大人の方が実感を持って、この物語を体験できるのかもしれないですね。

劇場の様子

客層

時間帯もあるかもしれませんが、客層が広すぎましたw

  • 親子連れ
  • 男女のカップル
  • 大学生風の男子のグループ
  • 社会人風の女性
  • 映画好きが噂を聞いて駆けつけた風の方々(初老の方からおっさん、お兄ちゃんまで様々)

一番多かったのは親子連れですね。
ちなみに自分の左右は初老の男性とおっさんでしたw 類は友をなんとやらw

満員御礼

公開から15日ほど経過した本日時点でも劇場の8割くらいの席が埋まっている状態。

実は10日ほど前にも見ようと思って、行きつけの劇場のサイトを覗いたら、ほぼほぼ満員で諦めてたんですよね。それほど公開している劇場数も多くないため、一つの劇場に集中することになっているようです。

ニュースを読む限り興行的には成功と言っても良いのではないでしょうか。

11月16日~17日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表された。「ターミネーター ニュー・フェイト」が2週連続で首位を獲得したが、2位に前週3位スタートを切った「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」が順位を上げてランクインした。週末2日間で動員14万8000人、興収1億8300万円をあげ、前週興収比で51%もアップ。累計動員は33万4980人、興収は4億0509万2800円を記録している。

参考ページ

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