Quora回答シリーズです。
質問
地方都市在住のITエンジニアが転職するために実力をつけるとするならば、何のプログラミング言語から着手すれば良いですか？
https://qr.ae/pNsnRj
最終的には自分がやりたいジャンルをやるのが一番良いのですよね。結局は長期間に渡って学習する必要があるわけで、長い間モチベーションを維持する必要があるわけですから。
回答
ご自身の現在のスキルセットによって変わってきます。
また現在利用している言語がよほど特殊な物であったり市場価値がすでに失われている物でない限りは、どちらかと言えば「実績」の方が転職には有利に働くと思われます。
今から新しく言語を習得し1年後に転職活動をしたとしても、経験年数は最大で1年にしかなりません。業務ではなく個人的な学習の場合、何らかの成果物がなければ重要視されないケースもあります。それであれば現在最も得意な言語で「実績」を積み上げる方が有利に働く可能性が高いのではないでしょうか。個人的な学習ではなく業務として何らかのプロジェクトを成功させればより評価は高くなると思われます。 ※逆説的に言えば成果物があれば個人的な学習でも評価されるケースはあります。
しかし、これが職業として取り組みたい分野や目標があり、現在とは全く異なる環境に身を置く必要があれば話が変わってきます。例えば機械学習などのAI系に行きたいのであればPythonは必須でしょうし、ゲームやVRならばUnityをC#で書くことが多くあります。Web関係ならTypeScriptであったりフレームワークとしてReactやVueなどが少し前から話題ですよね。
最近は地方都市に支社を置く企業も増え、テレワークも話題になっていますので、比較的新しい分野であっても関わることのできるチャンスは以前と比べれば増加していると思われます。
あとは年齢にもよりますね。20代の若手と40代のミドルクラスではまた話が変わってくるでしょう。20代であればまだ本番投入は躊躇われるような先進的な技術を触るのは学習意欲が高いと評価されることもあります。40代以降に入ると現場でコードを書くよりもマネジメント方面の活躍を期待される場合が増えますので、プログラミング言語も良いのですが、例えばSCRUMなど開発手法や、PMとして必要な知識などを体系的に学ばれるのが良いかもしれません（それを実践できるプロジェクトがあればなお良いですね）
以上のことからプログラミング言語はあくまで手段だと言えます。ご自身のこれまでの職歴や今後どういった方向に向かわれたいかで最適な物を取捨選択されるのがよろしいのではないでしょうか
