システム開発は人月あたりいくら、という見積もりが日本では主流なんですね。※行数で換算するところもあり
人月ってのは、1ヶ月あたり何人が開発に必要かの単位で、仮に5人月なら1ヶ月5人で開発すれば完成するボリューム。
で、あらかじめ1人月あたりの単価を決めておいて、請求(見積り)するというわけです。 ※人月あたり数十万~百万オーバーなど会社によってピンきり。
要は「時間給」なのです。スピードやクオリティは(見積り段階になると)考慮されない。
で、最近ブログで目にするのは優秀な人ほど損してるんじゃないか論。
10代後半の自分と、今の自分では数十倍の生産能力の差があるわけですが、仮に給料にさほど差がなく、残業代がちゃんと出ると過程したら、昔の自分の方が稼ぎがいいという悲しい現実(笑) ※おかげさまで昔よりはかなりもらってますが( ̄▽ ̄;)
ということもあり、ウィザードクラスのプログラマに対する正当な評価って、(日本の)会社では中々行われていない気がする。特に大きな組織ほど、個人の破壊力(実力)がいかせない現実って多い気が。
そういう人が独立したり、外資系ないし渡米、または転職を繰り返すんだろうなぁ。
mixiニュースにもあったけど、そもそも日本はプログラマの社会的地位と収入がアメリカあたりと比べると低すぎる。そのうち日本にいながらアメリカの会社に雇用(発注)される日が普通に来るかもね。
まぁプログラマじゃなくても人事考査って難しいよね。トヨタじゃないけど、見えない部分をどれくらい可視化して評価するかのさじ加減って絶妙だと思う。その人だけじゃなく、ゲーム理論ばりに他者への影響も考えないといけないですからねぇ。
そんなこともあり、人月以外の指標が業界標準になってくれると受発注する両者が幸せになれると思ったりもするわけです。その場合は何がいいんだろうね。
改めて書き出すとすごく普通な件(笑)