アラビア数字をローマ数字へ変換する – Perl

アラビア数字(1～9)を、ローマ数字(I～X)へ変換したい。またはその逆を行いたい。Romanモジュールを使用すれば良い。

Romanモジュールは標準ではインストールされない。CPANなどから入手しインストールする必要がある。Romanモジュールはドキュメント(英語)を見ていただくと分かる通り非常にシンプルである。arabic関数でローマ数字をアラビア数字に、roman(Roman)関数でアラビア数字をローマ数字へと変換、以上だ。

サンプル

;#
;#ローマ数字変換
;#

use Roman;

#---------------------------------------#
#ローマ数字 → アラビア数字
#---------------------------------------#
foreach my $roman ( 'I',  'II',  'III',  'IV', 'V',
            'VI', 'VII', 'VIII', 'IX', 'X'){

    #-- ローマ数字 → アラビア数字 --#
    my $arabic = arabic($roman);

    #-- 表示する --#
    print join("\t"
                , $roman
                , $arabic
    ), "\n";
}
print "\n";

#---------------------------------------#
#アラビア数字 → ローマ数字
#---------------------------------------#
for($i=0; $i<=10; $i++){
    my $arabic = $i;

    #-- アラビア数字 → ローマ数字 --#
    my $roman_b = Roman($arabic);   #大文字
    my $roman_s = roman($arabic);   #小文字

    #-- 表示する --#
    print join("\t"
                    , $arabic
                    , $roman_b
                    , $roman_s ), "\n";
}

実行結果

I   1
II  2
III 3
IV  4
V   5
VI  6
VII 7
VIII    8
IX  9
X   10

0       
1   I   i
2   II  ii
3   III iii
4   IV  iv
5   V   v
6   VI  vi
7   VII vii
8   VIII    viii
9   IX  ix
10  X   x

ギリシャ数字？ローマ数字？

よく「ギリシャ数字」と間違われるが、ローマ数字である。また0が無いのはローマ数字そのもの仕様である(当時使用されなかったらしい)。

Wikipediaによるとローマ数字のルールは次のようになっている。

I, V, X, L, C, D, Mは、それぞれ1, 5, 10, 50, 100, 500, 1000を表す。5000や10000を示す記号もあるが、現代ではローマ数字は3999以下の数字を表すときのみ使用し、それらの記号はあまり使用されない。小文字で書く場合もある。その場合の表記はi, v, x, l, c, d, mとなる。 これ以外の数字は、文字を組み合わせて書く。この場合、大きな数字を左に書く。23はXXIIIと書き、IIIXXやXIIXIなどと書いてはいけない。原則として、記号の数字をすべて足し合わせると、それが表示している数になる。

ローマ数字一覧

上記のプログラムをちょろっといじって出力した、0～3999までのローマ数字の一覧表は以下になる。