先日の台風19号で幸運にも被災を免れたのですが、やっぱりいざと言う時にどこでも寝食ができるスキルが欲しいと思ったのがきっかけで、キャンプ用品を徐々に揃えることにしました。
今回はアルミ製の「メスティン」をゲットしたのでこれでご飯を炊いてみます。メスティンは日本語で言う飯盒のことですね。ひとまず自宅で炊いてみることにします。
……いや、ちゃうねんでw 本来はもっと前向きな理由で揃えたかったんですよ。来年の夏は北海道ツーリングにキャンプ前提で行きたいとか、「ゆるキャン」が好きだったのでそのうちソロキャン行きたいとか常々考えてたんですけどね。最後に背中を押されたのがまさか台風になるとは夢にも思わず(;´∀`)
今回の道具
必要な道具は以下。外でやる場合には風防もあった方が良いかもしれないですね。
- メスティン(飯盒)
- 固形燃料
- 固形燃料を燃やす台
- ライター
- タオル (保温バッグ)
ガスでやっても良いのですが、今回は固形燃料を使います。これだと燃え尽きるまでただボーッとしてるといつの間にかご飯が炊きあがっている「自動炊飯」がお手軽にできちゃうという寸法です。
メスティン
トランギアのメスティンが有名らしいのですが、今すぐ買おうとすると2倍くらいのお値段がしていたのでそっとウィンドウを閉じましたw 一時期は3倍以上のプレミア価格だったらしいのでずいぶん落ち着いたようですが、一体何があったのだろうw ただのアルミの鍋にプレミア料金払うのはちょっと ←
そこで機能もサイズもほぼ同じのこちらの製品にしました。
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固形燃料と台
固形燃料を燃やす台(これなんて言うの?)はこちらにしました。これもYouTubeで使ってる人をよく見かけますね。付属の固形燃料は開封時から独特の香りがしたので棚の奥にしまいましたw いつか役に立つ日がくることを願いたいw
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固形燃料はこれを買いました。本当は30gではなく25gで良かったのですがアルコールは時間経過とともに減っていくので一回り大きいサイズを選択。ダイソーなど100円均一にある物でもOKです。
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他のマッチやタオルはなどは家にあるものを使います。保温バッグを使う場合でもダイソーに置いてある簡単なやつで大丈夫だそうです。
お値段
あくまで私が買ったタイミングですがここまでで合計4,119円となりました。
- メスティン 1,790円
- 固形燃料を燃やす台 1,239円
- 固形燃料 1,090円(1個27.25円)
ダイソーの固形燃料は3個で100円なので、使うことがわかっている場合はまとめ買いした方がお得ですね。ただ買いすぎるとどんどん減っていくのでほどほどにw
メスティンの準備
バリ取り
トランギアのメスティンを購入すると最初に「バリ取り」と呼ばれる作業が必要だそうです。要は縁にギザギザが残っているのでヤスリでガリガリ削ってやる作業のこと。なんでそんな状態の製品を出荷するのだろうw とツッコミたいところですがそういう物らしいです。
今回購入したミリキャンプさんのメスティンはバリ取り不要と歌われていたのですが、縁に触ると手が切れそうな鋭利な感じがしたのでダイソーの紙やすりでほんの少し軽く削っておきました。粉が出るので下に紙やダウンボールを敷いてやります。
シーズニング
次に金属独特の匂いを取るために「シーズニング」と呼ばれる作業をします。米の研ぎ汁で30分くらい煮れば完了です。もうね、家に無洗米しかないので絞り出すように研ぎましたよw でもなんか薄い、果たして大丈夫なのだろうかw
YouTubeの動画や他のサイトを眺めていると、汚れを付きにくくするコーティング効果があるみたいなことが歌われていますがたぶん気のせいじゃないかなぁ…。米の研ぎ汁にそんな効果があるとは思えないんだけど。
シーズニングには様々な流儀があるようで、とりあえずなにかで煮れば良いようです←
- 様々な野菜の残りで煮る
- 牛乳で煮る
- コーラで煮る
- お茶で煮る
MEGWIN TV時代から存じているバンディーさんのチャンネル「ばんのけ」で検証動画をアップされていましたが、牛乳とコーラは残念なことになるので避けた方が良さそう。
米を炊く!
米は日本人の心ですからね。日本人に取ってすべてのおかずは米を食べる物であるわけです。米は神。というわけで長かった準備期間を経ていよいよ炊きます。
米をスタンバイ
1合炊いてみます。無洗米ですが軽く洗って水を所定の量注ぎます。20〜30分程度程度このまま待って米に水を吸水させます。小学校のころ家庭科の時間に習ったのを思い出しますねw
トランギア製品だとフタに米を入れると大体1合、取っ手が接合された部分あたりまで水を注ぐとちょうど良いとのことですが、ミリキャンプ製品も概ね同じでした。
着火!
では所定の時間が経過したら、いよいよ着火!フタの上の熱を利用して缶詰も温めることにします。今日のご飯はキャンプっぽくカレーだ(^q^) タイカレーが出てくるキャンプは果たして王道なのか謎だけどもw
着火してから6分程度で沸騰して水蒸気が出てきました。固形燃料と言えど侮れないですねー。
まぁこれくらいの火ではどうこうならないと思いますが、念の為に換気扇を回したり窓を開けるなど空気の入れ替えはした方が良いかと思います。あと火を使いますので周りに燃えやすい物はNG。
火が消えたら蒸す
今回は25分程度で火が消えました。したらばメスティンを逆さまにしてタオルで包んで米を蒸します。逆さまにするのは反対側もまんべんなく蒸すためですね。非常に熱いので触る時はくれぐれもご注意を。
この状態で10分くらいでしょうか。「始めちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣いても蓋取るな」の後半部分にあたるので、何があってもフタを開けてはならないようです。
できた!…が焦げたw
10分経過して待ちきれない気持ちを抑えつつ、そっと開けると……できてたーヽ(=´▽`=)ノ 電気でボタン一発で作るのとはまた違った感動がありますねw ほぼほったらかしにしていただけだというのにw
軽く混ぜてみると一部焦げてるところがありますね。ここだけ火のあたりが良かったのかな?
エピローグ
では実食。「いなばのタイカレー」はほんと美味しい!温めると缶詰とは思えない美味しさですね…! ……米の話を書けとw
いや正直ちょっと硬かったですねw これなら電気の方が美味しいw 原因としては水に漬ける時間が短かったのか、水の量が若干少なかったのか……。無洗米なので通常のお米よりもそのあたり多めに取らないとならないのですが、まぁ大丈夫だろうの精神であまり考慮せずにやったらあえなく玉砕w
次回はそのあたり上手くやりたいなぁ。宿題ができたのでまた近いうちに挑戦します(๑•̀ㅂ•́)و✧
続き
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