今回はRedmineにPlantUMLを埋め込むことができるプラグインPlantUML Redmine plugin
を導入してみたいと思います。
インストール
PlantUML本体
まずはサーバ上でコマンドラインからPlantUMLが動作するよう設定します。詳しくは以下の記事に沿ってインストールを進めてください。コマンドのパスはあとで使うのでどこかにメモを。
PlantUML Redmine plugin
今回は次のプラグインを利用します。
まずはRedmineをインストールしたディレクトリ内にあるplugins
ディレクトリまで移動します(パスは環境によって変わります)
$ cd ~/apps/redmine/htdocs/plugins
先ほどのGitHubのリポジトリをgit clone
し、ユーザーやグループを合わせてやります(ユーザーやグループは環境によって変わります)
$ git clone https://github.com/dkd/plantuml.git
$ sudo chown -R bitnami:daemon plantuml
最後にRedmineにプラグインをインストールする際にいつも打つコマンドを実行します。
$ bundle exec rake redmine:plugins:migrate RAILS_ENV=production
Apacheを再起動すればCLI上での作業は完了です。
$ sudo apache2ctl restart
Redmineにログインし、「管理」→「プラグイン」とたどり、PlantUML plugin for Redmine
の行が表示されているか確認を行ってください。
コマンドをインストールしたパスを入力し「保存」ボタンを押せば設定は完了です。
動かしてみる
チケットやWikiなどで、以下のような記述方法をすることで、PlantUMLの画像を埋め込むことができます。
{{plantuml(png)
Bob -> Alice : Hello
Bob <- Alice : Nice to meet you
}}
チケットの説明文に埋め込んだ例
コメントにももちろん使えます。
当然Wikiにも。どちらかというとWikiに仕様まとめたりする使い方が多いですよね。
実際にサーバ上でJavaを起動して画像を生成しているため、通常よりもレスポンスが遅くなります。またたくさんの方が利用する(生成する)とサーバもそれなりに重くなりますのでくれぐれもご注意を。
検索してみる
PlantUMLを埋め込むメリットとして、Redmineの検索に引っかかるようになるのは中々大きいですね。チケットとWikiの両方を対象に検索してみたところ、想定通りヒットしてくれました。
ドキュメントをWikiなどで書いている場合、単純な画像だと検索で引っ掛けることができませんが、PlantUMLで書いておけばこのような恩恵に預かれるというわけです。
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