[mixi] 勇気の話 ※ネタバレ注意

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この記事は 2006年9月24日 に書かれたものです

ようやくブレイブストーリーの原作を読み終わりました。

ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)
宮部 みゆき
角川書店 (2006-05-24)
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う~ん、久々にとりつかれたように読みました(^^; 結末と言い主人公のたどる運命と言い、生々しく情け容赦ないところが映画と違うところ。人が生きていくというのはかくも厳しく切なく、それでいて胸躍る物なのか…という感じでした。

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以下、クライマックスの部分。
小学5年生のセリフとは思えないのですが(^^;真理ですよね、タイプしてるとセリフがココロにしみわたる。

「幻界を訪れる前に、僕は現世で、一生のうちにこんな悲しいことは、もう二度とないだろうというくらいに悲しんでいました。こんなに人を憎んだり、怒ったりすることはもう二度と無いだろうと言うくらいに憎み、悲しんでいました。だから、その運命を変えたかったのです。

 幻界の旅では、数々の楽しいことに出会いました。素晴らしい人達に会いました。時には旅の目的を忘れてしまうほどに、嬉しいことがたくさんあった。でも一方で胸が破れそうになるほど悲しいことも、死ぬほど恐ろしいことも、やっぱりあったんです。恐怖に僕は震えました。怯えてすくんで立ち上がれないような経験もしました。だけど逃げ出すわけにはいかなかった。なぜなら旅を続けたかったから。運命の塔にたどりつきたかったから。

 そして、ようやくたどり着くことができた今、わかったんです。この旅そのものが僕にとってかけがえのないものだったと。女神様のお力にすがり運命を変えることができようと、所詮それはひととき限りの物だ。僕はこれからも、喜びや幸せと同じように、悲しみも不幸にも、何度となく巡り会うことでしょう。それを避けることはできない。ましてや、悲しみや不幸にぶつかるたびに、運命を変えてもらうわけにはいかないのです」

 別れ、失い、傷つくことは、これからも繰り返されてゆくだろう。何度運命を変えてそこから逃げだそうと、変えた運命のその先には、またその運命のなかの喪失や別離が待っている。

 喜びがある限り、悲しみがある。幸福がある限り、不幸もある。

「真なる物は、たとえ女神様のお力を以てしても変えることの出来ない物の中にこそある。変えることのできのは僕だけだ。僕が、僕の運命を変え、切り開いていかなくては、いつまで経っても同じ場所にいて、同じ事を繰り返すだけで、命を終えてしまうことになる」

たまにはビジネス書とか専門書以外も読んで充電しないと。以前「熱量」の話に書いたようにつくずく自分は熱の伝導を必要としているっぽい。

ときどき忘れそうになることを色々と思い起こしながら、胸躍る冒険に出た気分。読んだ後にこういう気持ちになる話を自分も書きたいなぁと常々思うのですけど。その時が来たら書きませう。

ブレイブ ストーリー
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