Node.js

[AWS] S3へMIMEタイプを自動判定しながらアップロードする – Node.js

AWS S3を単なるストレージとして使う際には問題とならないのですが、S3をWebサーバとして使う場合はファイルのMIMEタイプ(Content-type)を正しく指定しておかないとWebブラウザからダウンロードを求められるなど意図した通り動いてくれないことがあります。

この指定方法はシンプルでS3.putObjectを実行する際のパラメーターとして渡すだけ。

 const params = {
   Bucket: 's3.example.com',
   Key: 'foo.html',
   Body: await fs.readFile('foo.html'),
   ContentType: 'text/html'
 }
 await S3.putObject(params).promise()

このときに予めMIMEタイプがすべて判明していれば良いのですが、不特定多数の種類のファイルを扱うような場合にはファイル名から拡張子を取り出して判定して……といった処理が必要になります。難しくは無いけどゼロから書くのは正直めんどくさいw

そこで今回はNode.js版のAWS SDKを用いてこのMIMEタイプを自動で判定する方法をまとめます。

※ちなみにCLIから使う場合はawsコマンド(が内部で使っているPythonのライブラリ)が自動的に判定してくれています。
続きを読む

[AWS] CloudFrontのオリジンを動的に変更する – Lambda@Edge + Node.js

CloudFrontで参照しているオリジンをLambda@Edgeで変更してみます。

今回はhttp://foo.example.comでアクセスされたら、CloudFrontがオリジンhttp://example.com/foo/へリクエストする設定をします。

正直なところあまり需要は無いと思いますがw この設定が生きてくるのは大量に同様の設定をしなければならない時ですね。設定が必要なドメインが2〜3個であればCloudFront側でディストリビューションを必要なだけ作成する方がわかりやすいです。

というわけで先ほどの例の「foo」の部分はどのような文字列が来ても対応可能なよう設定していきます。
続きを読む

[AWS] CloudFront+S3オリジンでindex.htmlを省略する – Lambda@Edge + Node.js

CloudFrontのオリジンにS3を利用する場合、大きく2つのパターンがあります。

  1. S3を独立したWebサーバとして利用する
  2. S3を内部的にHDDのように利用する

前者はS3側で割と色々と設定できるのですが問題は後者です。一般的なWebサーバのように「example.com/hoge/」にアクセスしたら「example.com/hoge/index.html」を返して欲しかったりするわけですが、この機能は自分でコードを書いて用意する必要があるのです。正直面倒くさいw

というわけでCloudFrontを制御するLambda@Edgeを準備していきます。
続きを読む

[AWS] CloudFrontでBASIC認証を行う – Lambda@Edge + Node.js

S3をWebサーバ代わりに使っている方も多いと思いますが、開発中のページや社内だけで閲覧したい場合など簡易的なアクセス制限をかけたい場合がありますよね。以前はEC2の安いインスンスを用意することもありましたが、Lambda@Edgeが登場してからはS3とCloudFrontだけで完結することができます。

というわけで今回はCloudFrontを使ってBASIC認証をかける方法をまとめます。
続きを読む

[Node.js] SequelizeでMySQLを利用する – その5「ToDoアプリ作成編」

Node.jsの代表的なO/RMであるSequelizeの第五弾。

これまで以下のような内容を取り上げてきました。

  1. 第1回 インストールから基本的な利用方法
  2. 第2回 SELECT文の使い方
  3. 第3回 トランザクション
  4. 第4回 マイグレーション

今回はここまでの情報の整理も兼ねて、簡単なToDoアプリを作ってみようと思います。

続きを読む

[Node.js] SequelizeでMySQLを利用する – その4「マイグレーション編」

Node.jsの代表的なO/RMであるSequelizeの第四弾。

第1回ではインストールから基本的な利用方法、第2回ではSELECT文の使い方、第3回ではトランザクションを取り上げました。

今回は「マイグレーション」のお話です。
Sequelizeから提供されているCLIツールを利用すると、モデルの内容をコマンド一発でMySQLへ反映することができます。最初の1回目だけではなく運用開始後に差分を反映することもできます。他のフレームワークなどでも見かけますよね。Ruby on Railsで初めてこの手のツールを触ったときは感動したものですw


続きを読む

[Node.js] SequelizeでMySQLを利用する – その2「SELECT文編」

Node.jsの代表的なO/RMであるSequelizeの第二弾。

前回はインストールから基本的な利用方法までを取り上げました。今回はSELECT文にまつわるトピックスを取り上げていきます。

Sequelizeに限った話ではないですが、WHERE句の条件が複雑になってくると「これSQL書いた方が早くね?」という気持ちになりますねw
続きを読む

[Node.js] SequelizeでMySQLを利用する – その1「チュートリアル編」

Node.jsでO/RMと言えば「Sequelize」です。

PostgreSQL, MySQL, MariaDB, SQLite, Microsoft SQL Serverなど主要なRDBに対応しており、AWS上での利用報告もありますのでRDSなどでももちろん使えます。また現在たどれる最古のバージョンv1.1.2は2011年にリリースされていることからすでに10年以上の歴史がありもちろん現在もメンテナンスが継続しています。これは安心して利用できますね!

というわけで今回はSequelizeを初めて触るチュートリアルとしてまとめていきます。現行バージョンであるv6のドキュメントを元にしています。
続きを読む

[JavaScript] クレジットカード番号が正しいか検証する

決済画面などで入力されたクレジットカード番号が正しい物であるか検証するコードを書いてみます。

npmでモジュールを探すとcard-validatorなどいくつか見つかるので、実際にはこれらを使うのが楽ちんですね。メンテナンスされていればカード番号の仕様が変わったときもアップデートされることが期待できますし。

ここでは興味本位でスクラッチで書いてみたいと思いますw
続きを読む

[AWS] Comprehendで日本語の感情分析を行う

AWSから提供されているAIツールの一つ「Amazon Comprehend」がいつの間にか日本語に対応していたので試しに利用してみることにしました。

Comprehendは文章を解析し、単語が人なのか場所なのか意味付けを行ったり、今回チャレンジするどういった感情の文章なのか判定すると言ったことが可能です。予想外にComprehend先生はBL好きではないかという疑惑が生まれましたw 詳しくは本文でどうぞw
続きを読む

[Node.js] ClamAVでウイルスチェック

Node.jsでウイルスチェックを行います。ユーザーがアップロードしたファイルを公開するようなサービスでは事前にチェックを行わないと、簡単にウイルスを撒き散らすスーパースプレッダーと化してしまいます。

今回は無料で使えるオープンソースのアンチウイルスソフト「ClamAV」を利用します。

続きを読む

[Node.js] 指定した時間sleepする – Promise版

小ネタです。
多くのスクリプト言語やシェルなどで実装されているsleep機能がNode.jsには存在しないため、使いたくなったら自分で用意する必要があります。いくつか方法がありますがお手軽なのはPromiseとsetTimeoutを利用した物です。

あっちこっちで使う場合は以下のように適当なモジュールを用意します。

/**
 * sleep.js
 */
const sleep = (time) => {
  return new Promise((resolve, reject) => {
      setTimeout(() => {
          resolve()
      }, time)
  })
}

module.exports = sleep

続きを読む