FirebaseのCloud Functionsを利用すると巷で話題のサーバレスなシステムを構築することができます。外部にURLを公開してRESTful APIなども作成できますし、Firebase内のイベントに合わせて特定の処理を実行することが可能です。もちろんFirestoreやRealtimeDatabaseなどと連携することもできます。
functionsはNode.js上で動作するプログラムを記述することになりますので、すでにJavaScriptやTypeScriptの経験がある方なら特別な言語仕様を覚える必要が無いのも魅力でしょう。
CloudFunctionsでHelloWorld
準備
Firebaseのコンソールからプロジェクトを作成します。すでに利用しているプロジェクトがある場合はそちらを使用しても大丈夫です。
その後CLIツールのインストールを行います。詳しくは以下のページの「1 環境の準備」の項、Googleアカウントでログインするまでの部分を参照ください。
ディレクトリの初期化
すでにFirebaseで利用しているディレクトリがあればそちらに、無ければ新規にディレクトリを作成しカレントディレクトリを移ります。今回はすでに使ってるプロジェクトがあったのでそちらに移動しました。
$ cd miku3net
ではおもむろに初期化コマンドを叩きます。
$ firebase init functions